コーポレートガバナンス
当社は、事業戦略やパーパスを基盤に、健全で透明性の高いガバナンスを重視しています。取締役会を中心に、研究開発部門を含む主要部署の代表によるESG委員会、さらに外部の有識者を交えた委員会で定期的に議論を行い、事業運営に反映しています。
ESGの重要性が高まる中、2022年には取締役会が新たにESGワーキンググループを設置しました。取締役と社員で構成されるこのグループは、四半期ごとにESGチームと協議を行い、事業活動に関わるESG課題の検討や新たに生じた課題への対応を進めています。
また、外部の評価機関によるデータベースを活用し、投資先事業のESGリスクをモニタリングしています。こうした取り組みにより、当社のESGゴールやプログラムの達成につなげています。さらに、国内外の業界団体や専門家ネットワークにも積極的に参加し、業界のベストプラクティスを取り入れています。
BeOneは、UICC ATOM Coalitionの共同設立者であり、国連グローバル・コンパクトのメンバーでもあります。

”近年の研究では、バイオテクノロジー分野における女性リーダーが大きな成果を生み出し、業界の成長に変革をもたらしていることが示されています。私たちは、社内の女性参画推進プログラム(WIP)を通じて女性の活躍を広げてきた実績を紹介するとともに、さらに取り組みを進めていきます。
今年は新たにグローバルリーダーを対象としたメンター制度を立ち上げ、2030年までにWIPにおける次世代リーダー候補を大幅に増やすという高い目標を掲げました。
私たちは、多様性を尊重し、持続可能なカルチャーを育むことで、現代社会が直面する重要かつ緊急の課題に応えていきます。そして、他のDEI関連組織とも連携しながら、この取り組みを広げていけることを誇りに思います。”
Linda Marchese
VP, Global Total Rewards & Diversity
ビジネス倫理
私たちは、患者さんや医療従事者をはじめ、規制当局を含む政策決定者など、あらゆるステークホルダーと関わる中で、誠実さと透明性を重視して事業を行っています。
行動規範には、コンプライアンス遵守、公正な競争、汚職・贈収賄の禁止、利益相反の回避、国際的な安全基準の遵守、患者・消費者の安全確保などが含まれます。さらに従業員が安全で公正な環境で働けるよう教育を行い、監査を通じて仕組みの健全性を維持しています。
また、従業員は毎年、行動規範を遵守する旨を確認する誓約を行います。贈賄、脅迫、汚職、ハラスメント、差別といった倫理に反する行為は一切容認しません。
責任ある資源調達
BeOneは、高品質な製品を安定的に提供するため、責任ある事業運営に取り組むサプライヤーとの協働を重視しています。調達チームは、綿密な計画と評価に基づき資源調達を進めています。
また、環境への負荷を減らし、必要な供給を確実に維持するために、可能な限り現地の認定サプライヤーと連携し、持続可能な供給体制を整えています。
- 広州および蘇州の施設における支出のうち、約4,000万ドルは中国国内から調達されました。
事業運営の目標
2023年には、第三者によるサプライヤーリスクマネジメントプログラムを導入しました。